夕木春央さんの『楽園』は、2026年7月23日発売の本格ミステリーです。
群馬の山奥にある「楽園」へ迷い込んだ康之と沙織に突きつけられるのは、「誰か一人を殺さなければ脱出できない」という条件。
この記事では、『楽園』の発売日・あらすじに加え、『方舟』『十戒』との関係やおすすめの読む順番、ネタバレなしの感想を紹介します。
なお、電子書籍版は紙の単行本に先駆けて2026年7月22日から配信されています。
『楽園』の発売日・基本情報
『楽園』の基本情報は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 『楽園』 |
| 著者 | 夕木春央 |
| 発売日 | 2026年7月23日 |
| 電子書籍版配信日 | 2026年7月22日 |
| 出版社 | 講談社 |
| 形態 | 単行本 |
| ページ数 | 320p |
| ISBN | 9784065403150 |
| 価格 | 1,980円 |
『楽園』のあらすじ
亡き両親から不動産を譲り受けた康之が、賃借人・海原の遺留品整理をきっかけに、群馬の山奥にある謎の物件の存在を知るところから物語が始まります。
その場所は、切り立った岩壁に囲まれた「楽園」と呼ばれる奇妙な場所。康之は恋人の沙織とともに探索を始めますが、すぐに六人の“住人”に捕まってしまいます。
そして、脱出のために突きつけられる条件は「誰か一人を殺さなければならない」というもの。
『方舟』『十戒』で極限状態の選択を描いてきた夕木春央さんらしい、先の読めない不穏な設定です。
『楽園』のネタバレなし感想
「誰か一人を殺さなければ脱出できない」という設定に、いったいどういう状況なのかと気になりながら読み始めました。
ただ、状況が明らかになってからは、あまりに現実離れした展開にそこまで入り込めませんでした。自分たちが直接命を狙われているわけではないためか、極限状態のわりにハラハラすることもなく、殺せないまま日々が過ぎていく展開を少し長く感じます。
物語が動き始めてからは、何が起きたのか、どうやって成し遂げたのかが気になり、読む速度も上がっていきました。
これ以上は、何を書いてもネタバレになりそうなので詳しくは触れません。
伏線がつながっていく終盤には、中盤まで感じていた物足りなさが吹き飛ぶほどの衝撃がありました。
『方舟』『十戒』を読んできたなら、『楽園』は迷わず読んでほしいです。あの二作を読んだからこそ味わえる興奮が、最後に待っています。
『楽園』は『方舟』『十戒』に続く作品?おすすめの読む順番
これから読むなら、『方舟』→『十戒』→『楽園』の順をおすすめします。
詳しい理由を書くこと自体がネタバレになりかねないため、ここでは触れません。
『方舟』『十戒』を読んできた方ほど、『楽園』をより楽しめると思います。
また、『十戒』文庫版の解説には『方舟』の内容に触れる部分があります。『方舟』と『十戒』も、刊行順に読むと安心です。
『方舟』は、まだ読んでいない方がうらやましいと思うほど、個人的に大好きな作品です。感想や考察を調べすぎず、できるだけ何も知らない状態で読んでみてください。
まとめ
『楽園』は、「誰か一人を殺さなければ脱出できない」という条件から始まる、夕木春央さんの本格ミステリーです。
作品の核心に触れず感想を書くのが難しいほど、終盤に大きな見どころがあります。
『方舟』『十戒』を読んでいる方には、迷わずおすすめしたい一冊です。
未読の方は、『方舟』→『十戒』→『楽園』の順で、できるだけ何も知らずに読んでみてください。


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