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前回につづき、Kindle Unlimited からタイプ違いの3冊。
今回は〈本格〉〈社会派〉〈心理〉の3方向で、いまの気分に合わせて選べるラインナップです。
対象は定期的に入れ替わります。 読む前に各商品のページで「Kindle Unlimited」表示をご確認ください。
閉ざされた真実が暴かれる『すみれ屋敷の罪人』/降田 天
あらすじ:2001年、長らく放置されていた名家・旧紫峰邸の敷地から二体の白骨が見つかる。紫峰家の当主と三姉妹は「終戦間際に上京し、東京大空襲で亡くなった」と伝えられていたが、ではこの骨は誰なのか。依頼を受けた調査者が、かつての女中や使用人に当時の様子を聞き取っていくと、華やかな暮らしの陰にひずみが見え、証言は二転三転。戦時下に埋もれた真実が少しずつ姿を現す。
こんな人におすすめ:
- 証言が食い違う系ミステリが好き
- 戦前~戦中の名家/屋敷ものの空気を味わいたい
- 身元特定・スリーピングマーダーの緊張感を楽しみたい
- 余韻は静かで切実なタイプが好み
問いが胸に残る社会派『護られなかった者たちへ』/中山 七里
あらすじ:仙台市の保健福祉事務所課長・三雲忠勝が、手足と口を拘束されたまま餓死させられて発見される。人格者として知られ、怨恨は考えにくい。物取りの線も薄く、捜査は難航する。一方その直前、模範囚が出所しており、男は過去の「ある出来事」の関係者を追って動き始める。第二の犠牲者の出現で事件は連続性を帯び、「誰が被害者で、誰が加害者か」という境界が揺らぐ。生活保護行政と震災後の地域が抱えた歪みが、動機と手口の輪郭を露わにしていく。
こんな人におすすめ:
- “なぜ”重視の社会派ミステリが好きな人
- 生活保護や公的支援の現場をめぐるリアルな葛藤を読みたい人
- 被害者/加害者の境界が揺らぐ余韻のある物語を求める人
心のもつれを解き明かす『恋に至る病』/斜線堂 有紀
あらすじ:内気な高校生・宮嶺は、クラスの人気者で幼なじみの寄河景に恋をしている。ある出来事を境に、彼女の周辺で不審な事故や自傷未遂が連鎖し、やがてSNS発の自殺教唆ゲーム「青い蝶」が広まりはじめる。主催者は景だという噂。宮嶺は「世界が君を赦さなくても、僕だけは君の味方だ」と彼女を支えつつ、彼女が変貌していく“起点”—最初の事件—を回想し、ふたりの初恋が加害と被害の境界を溶かしていく過程に向き合う。読みどころは、なぜそんな方法が選ばれ、どこから歯車が狂いはじめたのかという“理由”の追究。
こんな人におすすめ:
- 語り手の“信頼できなさ”を楽しみたい人
- 執着・依存・偏愛が物語を駆動するラブサスペンスに惹かれる人
- 終盤の認識反転/どんでん返しでゾクっとしたい人
まとめ
- テンポ派:『すみれ屋敷の罪人』/考えさせられる読後感:『護られなかった者たちへ』/心理重視:『恋に至る病』。
- 合わなければ次の1冊へ—読み放題の強みを活かそう。
- 対象は入れ替わるので、気になったら早めに読むのが吉。
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