『硝子の塔の殺人』『地雷グリコ』『闇祓』
はじめに
“ながら聴き”と相性のよい3本を厳選。いずれもAudibleで配信、各ページでサンプル再生が可能。最新の体験条件やキャンペーンは公式で確認して下さい。
この記事の作品は(2025/10時点)Kindle Unlimited 対象外です。
1『硝子の塔の殺人』知念実希人
あらすじ
雪深い森にそびえる“硝子の塔”。ミステリ愛好家の招待で集う一癖ある面々。閉ざされた館で連鎖する惨劇、十三年前の血文字、そして名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬の推理戦。古典的“館もの”の絵柄を、現代の速度感で組み立てた大仕掛けの本格。
聴きどころ
- ナレーター高梨謙吾の伸びと抑制。主要人物の声色切り替えが明快で長尺でも迷子にならない。
- 登場人物が多い序盤は1.2〜1.5倍が聴感の落とし所。トリック節目で等倍に戻す運用が効く(サンプルでリズム確認)。
- 「密室×多視点×挑戦状」。場面切替のキメが利くので、ながら聴きでも構造が掴みやすい。
読む/聴く
読む/聴くの二通りをご用意しました。リンク先でサンプルをご確認ください。
※作品ページで配信状況・価格をご確認ください。
2『地雷グリコ』青崎有吾
あらすじ
勝負事に異様に強い女子高生・射守矢真兎。日常に紛れ込む風変わりなゲーム——地雷グリコ、坊主衰弱、だるま系ルール改造など——で論理と心理をぶつけ合う連作。流血のない“頭脳サバイバル”が熱を帯びる。
聴きどころ
- ナレーター乃依実咲。勝負の呼吸・間合いの表現が巧みで、11時間23分の尺を押し切る推進力。
- 盤面把握が肝。ながら聴きでは要所だけ等倍に落とすと情報が抜けにくい。
- 付属PDFあり(Audibleの説明欄の案内に従って確認)。耳と視覚の併用で盤面の理解度が上がる。
読む/聴く
耳で熱量を味わうか、文字で盤面を吟味するか。お好みでお選びください。
※付属PDFの有無はAudible作品ページでご確認ください。
3『闇祓』辻村深月
あらすじ
転校生・要の“違和”に気づく委員長・澪。親切が軋みへ、憧憬が歪みへ。学校という密室で増殖する人間の“闇”が、静かな恐怖として立ち上がる。ホラーと青春の境界を擦る、肌感覚のスリラー。
聴きどころ
- ナレーター増田ゆき。微かな温度差を声の透明感で制御。恐怖の“来る前”を長く保つ朗読。
- 心理の揺らぎが主役。等倍〜1.2倍のレンジが相性良好。
- 同著者の近作オーディオと併聴で、語り口の幅が見えてくる。
読む/聴く
読むか、耳で漂わせるか。体験したい濃度に合わせてお選びください。
※配信状況・価格はリンク先の最新表示をご確認ください。
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