あけましておめでとうございます。2026年、最初の読書初めは何にしますか?
年末年始の慌ただしさが落ち着き、ようやく「ちゃんと本を読みたい」と思えるこの時期。
でも一方で、長編や重たいテーマにいきなり飛び込むには、まだ少し気力が足りない……という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
一気読みできる没入感と
気分に合わせて選べる振れ幅
この2点を重視して、1月に読むのにちょうどいいKindle Unlimited作品を10冊厳選しました。
頭をフル回転させるミステリから、心をそっと緩めてくれる物語まで。
2026年最初の1冊が、きっと見つかるラインナップです。
※Kindle Unlimitedの対象作品は変更される場合があります。読み始める前に必ずご確認ください。
『地雷グリコ』青崎有吾
『教場』長岡弘樹
警察官になる資格があるかを、過去から暴く。
警察学校に集められた候補生たち。
彼らを見つめるのは、冷静沈着な教官・風間公親。
この物語で描かれるのは、訓練の成否ではない。
候補生たちがこれまで何を隠し、どんな過去を背負ってきたのかが、
一話ごとに明らかになっていく。
現在進行形の事件よりも、
「すでに起きていた出来事」が、静かに浮かび上がる構成。
だからこそ、派手さはなくても後味が鋭く残る。
警察という組織の論理と、
個人の事情が交差する短編連作ミステリ。
こんな人におすすめ
- 謎解きよりも構造のうまさを味わいたい
- 人物の過去が暴かれる話が好き
- 静かな緊張感のミステリを読みたい
一行レビュー
事件は起きない。暴かれるのは「警察官になる前の人生」。
『殺人依存症』櫛木理宇
『推しの殺人』遠藤かたる
『黒い家』貴志祐介
『さかさ星』貴志祐介
呪物と惨劇が絡み合う、怪異×調査ホラー。
名家で起きた一家惨殺事件。
現場に残されていたのは、人為とは思えない異様な痕跡と、いくつもの曰くつきの品々。
主人公は霊能者とともに、事件の背景と“どの呪物が引き金になったのか”を探っていく。
恐怖の正体は一つとは限らず、調査が進むほど選択肢は増えていく。
じわじわ系ではなく、怪異と情報が積み重なっていくタイプのホラー。
『黒い家』のような心理的圧迫とは別方向の、オカルト色の強い一冊です。
こんな人におすすめ
- 呪物・怪異・因縁が絡むホラーが好き
- 調査パートがしっかりした作品を読みたい
- 貴志祐介のオカルト寄り作品を探している
一行レビュー
「どれが呪いの本命か」を考え始めた時点で、もう逃げられない。
『火喰鳥――羽州ぼろ鳶組』今村翔吾
『スター』朝井リョウ
『憧れの作家は人間じゃありませんでした』澤村御影
憧れの作家との仕事は、少し変わっていた。
憧れの作家・御崎禅の担当編集者になった瀬名あさひ。
夢が叶ったはずの仕事は、「昼間は連絡しないこと」「ある物を身につけないこと」という、少し不思議な注意事項から始まる。
理由を詳しく知らされないまま進む編集者生活。
やがてあさひは、御崎禅が“普通ではない事情”を抱えていること、
そして人ならざる存在が関わる出来事に、仕事として向き合っていくことになる。
事件や謎よりも印象に残るのは、
物語を書く人と、それを支える人の距離感。
少し不思議で、やさしく、読み終えたあとに余韻が残る一冊。
こんな人におすすめ
- 重すぎないミステリで1月を始めたい
- 作家・編集者ものが好き
- 不思議設定×やさしい物語に惹かれる
一行レビュー
派手な謎より、静かな関係性が心に残る。
『満月珈琲店の星詠み』望月麻衣
満月の夜にだけ、開く珈琲店。
満月の夜にだけ現れる、不思議な珈琲店。
そこでは、優しい猫のマスターと星遣いの猫たちが、訪れた人を迎えてくれる。
おもてなしは、極上のスイーツと占星術。
仕事、恋、将来――人生に迷いを抱えた人たちが、それぞれの悩みを胸に店を訪れる。
大きな奇跡が起きるわけではない。
けれど、星の言葉と温かな時間を通して、心が少しだけ整っていく。
Twitterで話題となったイラストから生まれた、やさしい連作ストーリー。
こんな人におすすめ
- 疲れているときに、静かに読める本を探している
- 癒し系ファンタジーが好き
- 寝る前の一冊を探している
一行レビュー
そっと背中を押されるような、やさしい読書時間。
まとめ|2026年の読書初めに、ちょうどいい10冊
2026年1月のKindle Unlimitedは、ジャンルも温度も実に幅広いラインナップが揃いました。
頭をフル回転させるロジック重視のミステリ、
人間の歪みを直視させる心理サスペンス、
現代性のあるテーマを軽やかに切り取った作品、
そして、張りつめた気持ちをそっと緩めてくれる物語まで。
「今年はちゃんと本を読みたい」
「でも、いきなり重すぎるのは避けたい」
そんな1月特有の気分に合わせて、読みやすさと没入感のバランスを重視して選びました。
気になる1冊から、気軽に手に取ってみてください。
2026年の読書初めが、良いスタートになりますように。

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