2026年6月のKindle Unlimitedは、先月までと比べると個人的に気になる作品はやや少なめでした。
それでも、今月は初めて対象になった作品も多く、ミステリーやホラー好きならチェックしておきたい作品がそろっています。
この記事では、毎月Kindle Unlimited対象作品をチェックしている中で、2026年6月に読める小説から、個人的に気になった10冊を紹介します。
※Kindle Unlimited対象作品は時期によって入れ替わります。この記事では、2026年6月1日時点で対象になっている作品を紹介しています。
血族怪談 その家は呪われている/上條一輝ほか
家や血族にまつわる怪談を集めた、竹書房怪談文庫のアンソロジー。
上條一輝さん、柴田勝家さん、川奈まり子さん、中村朔さん、はおまりこさん、宿屋ヒルベルトさんが参加している一冊です。
奇妙なしきたりや禁忌に縛られた家、一族に伝わる因果、逃れられない血の怖さなど、「家系」「血筋」「因習」が好きな人にはかなり刺さりそう。
2026年5月29日に発売されたばかりの新刊なので、発売直後にKindle Unlimitedで読めるのはかなりうれしいところ。新しい怪談本を追っている人は、早めにチェックしておきたい一冊です。
花束は毒/織守きょうや
織守きょうやさんによるミステリー長編。
かつての家庭教師が結婚を前に脅迫されていると知った主人公が、探偵に調査を依頼するところから物語が動き出します。
脅迫、調査、見えてくる真実、そして背筋が冷えるラスト。
タイトルの美しさとは裏腹に、じわじわ不穏なミステリーを読みたい人に合いそうです。
未来屋小説大賞受賞作としても知られる作品なので、気になっていた人はKindle Unlimited対象になっているうちに読んでおきたい一冊です。
光のとこにいてね/一穂ミチ
一穂ミチさんの話題作。
小学2年生のときに出会った結珠と果遠。正反対の境遇に育ちながら、同じ孤独を抱えるふたりが強く惹かれ合っていく物語です。
本屋大賞3位、直木賞候補、島清恋愛文学賞受賞など、話題性も十分。
ミステリーやホラーではありませんが、読書好きの間でかなり名前を聞く作品なので、Kindle Unlimited対象なら入れておきたい一冊です。
重めの作品の合間に、感情を大きく揺さぶられる物語を読みたい人におすすめです。
死に髪の棲む家/織部泰助
第44回横溝賞〈読者賞〉受賞作。
福岡の村を訪れた作家が、死人の口に髪の毛を詰めて弔うという奇妙な風習に出会う怪奇探偵小説です。
因習、村、奇妙な風習、怪異、不可解な死体。
このあたりのキーワードに惹かれる人なら、かなり気になる作品だと思います。
ホラー文庫らしい不気味さと、ミステリーとしての謎をあわせて楽しみたい人におすすめです。
倒産続きの彼女/新川帆立
新川帆立さんの『元彼の遺言状』続編。
転職するたびに、その企業が必ず倒産してしまう女性をめぐるミステリーです。
前作『元彼の遺言状』はKindle Unlimited対象ではありませんが、Kindle版499円セール中なので、あわせて手に取りやすいタイミングです。
リーガルミステリーや企業ミステリーが好きな人、新川帆立さんの作品を読んでみたい人におすすめです。
※前作『元彼の遺言状』はKindle Unlimited対象ではなく、セール対象として確認しています。
無貌の神/恒川光太郎
恒川光太郎さんの幻想ホラー・ブラックファンタジー短編集。
万物を癒す神にまつわる表題作をはじめ、現実から少し外れた場所に連れていかれるような、不思議で怖い物語が収録されています。
恒川光太郎さんの作品は、ありえないはずなのに「本当にどこかにありそう」と思わされる世界観が魅力。
怖さだけでなく、異世界に迷い込むような読書体験を味わいたい人におすすめです。
奇岩館の殺人/高野結史
高野結史さんによる、館もの本格ミステリー。
孤島に立ついびつな形の洋館・奇岩館を舞台に、ミステリーの古典になぞらえた猟奇殺人が起きていきます。
密室、見立て殺人、クローズド・サークル、リアル・マーダー・ミステリーと、本格ミステリー好きが気になる要素が詰まった一冊です。
今回初めてKindle Unlimited対象として確認したので、館ものや見立て殺人が好きな人は手に取っておきたい作品です。
バスカヴィル館の殺人/高野結史
高野結史さんによる、館を舞台にしたミステリー。
森の奥に立つ洋館で、コナン・ドイルやアガサ・クリスティなど、ミステリーの巨匠の作品になぞらえた連続殺人が発生します。
『奇岩館の殺人』とはまた違う趣向の館ものとして、あわせてチェックしておきたい作品です。
こちらの作品も、今回初めてKindle Unlimited対象として確認しました。高野結史さんの館ものを読んでみたい人には良いタイミングです。
推しの殺人/遠藤かたる
第22回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作。
大阪の地下アイドルグループのメンバーが殺人を犯し、3人で死体を山中に埋めることを決意するクライムミステリーです。
「地下アイドル」と「殺人」という組み合わせが強く、タイトルの時点でかなり引きがあります。
アイドルを続けたい、でも殺人をなかったことにはできない。
追い詰められた人たちの選択を追う、スリルのある作品を読みたい人におすすめです。
みみそぎ/三津田信三
三津田信三さんの五感シリーズ作品。
作家・三津田信三のもとに、旧知の編集者からあるノートが持ち込まれるところから始まる怪異譚です。
怪談の怖さとミステリーの謎が重なる一冊で、じわじわ迫ってくるタイプのホラーが好きな人におすすめです。
五感シリーズをKindle Unlimitedで読んでみたい人には、チェックしておきたい一冊です。
まとめ
2026年6月のKindle Unlimitedは、先月までと比べると、個人的に読みたい作品はやや少なめでした。
それでも、発売直後の新刊怪談アンソロジー『血族怪談 その家は呪われている』や、話題作『光のとこにいてね』、横溝賞読者賞の『死に髪の棲む家』、このミス大賞文庫グランプリの『推しの殺人』など、読んでおきたい作品はあります。
さらに、本格ミステリー寄りでは『奇岩館の殺人』『バスカヴィル館の殺人』も対象入り。館ものや見立て殺人が好きな人には、見逃せない2冊だと思います。
先月までと比べると派手さは控えめですが、ミステリーやホラーを中心に読みたい人なら、気になる作品は見つかると思います。
Kindle Unlimitedの対象作品は入れ替わるため、読む前にAmazonの商品ページで対象になっているか確認してみてください。
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