阿泉来堂さんの「作家・那々木悠志郎」シリーズの読む順番をまとめました。
作家・那々木悠志郎シリーズは、怪異や呪い、因習といった不穏な題材で惹きつけながら、どんでん返しの面白さまでしっかり味わえるホラーシリーズです。
タイトルや書影を見るだけでもかなり惹きが強く、気になっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、作家・那々木悠志郎シリーズの読む順番と、全5巻の内容をネタバレなしで紹介します。
作家・那々木悠志郎シリーズの読む順番は刊行順がおすすめ
作家・那々木悠志郎シリーズの読む順番は、次の通りです。
- ナキメサマ
- ぬばたまの黒女
- 忌木のマジナイ 那々木悠志郎、最初の事件
- 邪宗館の惨劇
- 化身の残夢 那々木悠志郎、最後の事件
基本はこの順番、刊行順で読むのがおすすめです。
作家・那々木悠志郎シリーズ全5巻一覧
1. ナキメサマ ★KU
2. ぬばたまの黒女 ★KU
生まれ故郷の村が近隣の町に吸収合併されると知り、十二年ぶりに道東地方の寒村・皆方村を訪れた井邑陽介。
妊娠中で情緒不安定の妻から逃げるように里帰りした陽介は、かつての同窓生から、村の精神的シンボルだった神社一族が火事で焼失し、憧れだった少女も亡くなっていたことを知らされます。
さらに焼け跡のそばに建立された新たな神社では、全身の骨が折られた死体が発見されるという凄惨な事件まで発生。
深夜には得体の知れない亡霊が村内を徘徊する姿も目撃され、村で何が起きているのかが少しずつ明らかになっていきます。
この巻のポイント
- 寒村、神社、火事で焼失した一族、亡霊と、因習村ホラーとしての引きがかなり強い
- 怪異だけでなく、全身の骨が折られた死体が見つかるなど事件性も濃い
- 村で何が起きているのかを追う不穏さが最後まで続く1冊
3. 忌木のマジナイ 那々木悠志郎、最初の事件 ★KU
ホラー作家・那々木悠志郎の担当編集となった久瀬古都美は、彼が初めて体験した怪異譚を題材にした未発表原稿を読むことになります。
そこに書かれていたのは、心霊現象に懐疑的な小学6年生・篠宮悟が、噂話で語られる「崩れ顔の女」を呼び出してしまうという物語。
その顔を見てしまった者は視力を奪われ、精神的に追い詰められた末に自殺してしまうという怪異の真相を探るため、那々木悠志郎とともに調査が進められていきます。
一方で、原稿を読む古都美のもとにも「崩れ顔の女」が現れ始め、物語と現実が重なっていくのがこの作品の見どころです。
この巻のポイント
- 那々木悠志郎の“最初の事件”が描かれ、キャラクターの原点に触れられる
- 未発表原稿の内容と現実が重なっていく構成がこの巻ならでは
- シリーズの途中に置かれた前日譚的な1冊で、刊行順で読むと立ち位置がわかりやすい
4. 邪宗館の惨劇 ★KU
一年前の火災事故で親友を失った天田耕平は、恋人とともに慰霊祭へ向かう途中でバス事故に遭い、山道で立ち往生してしまいます。
雨風をしのぐため近くの廃墟へ避難しますが、そこはかつて宗教団体の信者が集団死したという、いわくつきの建物でした。
その夜、乗客たちが次々に殺される事件が起こり、さらに耕平は恐ろしい姿の怪物に遭遇。気を失った後、目を覚ますと再び事故直後のバスの中に戻っていました。
同じ夜を何度も繰り返しながらも、誰も救えない。
そんな極限状況の中で現れるのが、怪異譚蒐集のためこの地を訪れていたホラー作家・那々木悠志郎です。
廃墟、宗教施設、連続殺人、タイムループと、強い要素が詰まった1冊です。
この巻のポイント
- 廃墟となった宗教施設を舞台にした閉鎖空間ホラーで、設定のフックが強い
- 連続殺人に加えてタイムループ要素まで入り、シリーズの中でも展開が派手
- 怪異、サスペンス、ループものが一気に重なる濃い1冊
5. 化身の残夢 那々木悠志郎、最後の事件
シリーズ最終巻です。
怪異譚蒐集家であり孤高のホラー作家・那々木悠志郎は、因縁深い人宝教に招かれ、そこで発生した複数の怪現象の調査を依頼されます。
調査を進めるうちに、それらの怪異が那々木自身の過去とつながっていることが明らかになり、さらに調査の見返りとして「最も大切に思っている人物との再会」が提示されます。
その相手は、十五年前に命を落としたはずの叔父・那々木登志也。
一方、妻子を教団に奪われた元記者の春岡も信者に成りすまして教団本部に潜入し、物語は教団との決着へ向かっていきます。
タイトルどおり、那々木悠志郎の“最後の事件”を描く完結巻です。
シリーズを追ってきた人ほど読みたくなる締め方になっています。
この巻のポイント
- 人宝教との因縁に決着がつく、シリーズ完結編らしい内容
- 那々木悠志郎自身の過去や、大切な人物との関係に踏み込む巻になっている
- 積み重ねの回収を感じながら最後まで読みたい人向けの締めの1冊
作家・那々木悠志郎シリーズの魅力
作家・那々木悠志郎シリーズの魅力は、怪異、因習、宗教、廃墟など、不穏な題材のフックが強いことです。
さらに、巻ごとに舞台や仕掛けが変わるため、シリーズものでも飽きにくく、順番に追う面白さがあります。
ホラーとしての不穏さだけでなく、事件性や先が気になる展開もあり、一気に読み進めたくなるシリーズです。
- 怪異とミステリーの両方を楽しめる
- 因習村、宗教、呪い、廃墟など題材のフックが強い
- 巻ごとに舞台や仕掛けが変わって飽きにくい
- シリーズとして順番に追う面白さがある
Kindle Unlimited対象巻
※2026年4月2日時点では、1〜4巻がKindle Unlimited対象、5巻は対象外となっていました。
- ナキメサマ
- ぬばたまの黒女
- 忌木のマジナイ那々木悠志郎、最初の事件
- 邪宗館の惨劇
対象状況は変わることがあるため、利用前にAmazonで最新情報を確認するのがおすすめです。
まとめ|作家・那々木悠志郎シリーズは刊行順で読むのがおすすめ
作家・那々木悠志郎シリーズは、因習村、怪異、宗教施設、タイムループなど、不穏な題材が好きな人に刺さりやすいホラーシリーズです。
巻ごとに舞台やフックが違うので飽きにくく、シリーズものとして追う楽しさもあります。
気になっているなら、まずは1巻『ナキメサマ』から読んでみてください。
シリーズの空気感が合えば、そのまま最後まで追いたくなるはずです。

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