五十嵐貴久さんの作品は、ジャンルの幅がとにかく広い。
ホラー、パニックからコメディ、恋愛寄りの作品までジャンルの幅がとにかく広いです。
「この1冊だけ」と思って手に取っても、気づけば別シリーズにも手を伸ばしたくなる作家です。
しかも、シリーズ作品でもまず1巻だけ読んで楽しめるものが多いのが魅力。
この記事では、読みたい気分別に、五十嵐貴久さんの入口になりやすい作品を紹介します。
五十嵐貴久作品 早見表
初めて読む人が選びやすいように、ジャンル別の入口になりそうな作品をまとめました。
| 読みたいジャンル | まず読むなら |
|---|---|
| 怖い女・ヒトコワ系ホラー | リカシリーズ |
| パニック小説 | 炎の塔/神谷夏美シリーズ |
| 警察・交渉サスペンス | 交渉人・遠野麻衣子シリーズ |
| 社会派サスペンス | 星野警部シリーズ |
| ゾンビもの | バイター |
| コメディ | パパとムスメの7日間 |
| 怪異ミステリー | 魔心 MAGOKORO |
| 叙情ホラー | スカーレット・レター |
| ラブコメ | 愛してるって言えなくたって |
※五十嵐貴久作品の中には、加筆修正によって内容が変更されているものがあります。
確認できているものでは、『リカ』は単行本版と文庫版で結末が異なります。
また、『誘拐』は加筆修正が行われた新装改版が刊行されています。
ほかにも版によって内容が変わっている可能性があります
迷った場合は、できるだけ新しい版を選ぶのがおすすめです。
五十嵐貴久作品はKindle Unlimitedで読める?
2026年6月現在、Kindle Unlimited対象作品は確認できませんでした。
ただし、五十嵐貴久さんの作品は時期によって対象になることがあります。
最新の対象状況は、Amazonの商品ページで確認するのがおすすめです。
五十嵐貴久のおすすめ作品を読みたい気分別に紹介
怖い女・ヒトコワ系ホラーなら『リカ』シリーズ
- 逃げ場のない絶望感と、常軌を逸した純愛の狂気
-
一度ターゲットにされたら最後、周囲の人間まで容赦なく巻き込んで暴走するリカの執念が描かれます。
ターゲットがどこまでも追い詰められていく、他にはない圧倒的な恐怖が最大の魅力です。
- 極限のスリルを味わいたいサイコホラー好きにおすすめ
-
人間の底知れぬ狂気に触れるホラー作品を求めている人。
恐ろしさに震えながらも、先が気になってページをめくる手が止まらなくなる体験をしたい方にぴったりです。
リカシリーズの読む順番は別記事で詳しく紹介しています。
パニック小説なら『炎の塔』・神谷夏美シリーズ
- 炎に包まれた高層ビルで繰り広げられる、極限のサバイバルと熱き救出劇
-
逃げ場のない「灼熱の密室」と化したタワーを舞台に、女性消防士・神谷夏美が人命救助に挑む姿が描かれます。
圧倒的な臨場感によるパニック小説の要素と、予測不能なサスペンスが融合した息もつかせぬ展開が魅力です。
- 緊迫感あふれるパニックサスペンスや、極限状態からの脱出劇が好きな人におすすめ
-
災害という容赦のない脅威に立ち向かうプロフェッショナルの姿に胸を熱くしたい方や、閉鎖空間での手に汗握るスリルを存分に味わいたい方に最適です。
ちなみに、物語の舞台が2作目は豪華客船、3作目は地下街とスケールアップ。全作大好きなシリーズです。

警察・交渉サスペンスなら『交渉人・遠野麻衣子』シリーズ
- 犯人との息詰まる心理戦と、タイムリミットが迫る緊迫感
-
凶悪な立てこもり犯などを相手に、交渉人である遠野麻衣子が「言葉」とプロファイリングを武器に挑む頭脳戦が見どころです。
警察内部の軋轢や男社会の壁と闘いながらも人質救出に奔走する、圧倒的なスピード感とスリルが魅力です。
- 緻密な駆け引きや、スピーディーな警察小説が好きな人におすすめ
-
物理的な戦闘ではなく、対話を通じたギリギリの心理戦で事件を解決へと導く、知的でスリリングなサスペンスを楽しみたい方。
逆境に立ち向かう、信念を持った強い女性主人公の活躍を読みたい方にぴったりです。
現在全4巻。読む順番は以下の通りです。
- 『交渉人・遠野麻衣子』
- 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』
- 『交渉人・遠野麻衣子 籠城』
- 『交渉人・遠野麻衣子 ゼロ』 ← エピソード0(前日譚)
社会派サスペンスなら『星野警部』シリーズ
- 映画のような壮大なスケール感と、最後に効いてくる伏線回収
-
1作目の『誘拐』に代表されるように、前代未聞の規模で引き起こされる犯罪と、警察との息詰まる攻防が描かれます。
ベテランの星野警部が鋭い洞察力を武器に犯人の巧妙な罠に挑む、エンターテインメント性にあふれた極上のミステリー展開が最大の魅力です。
- スケールの大きな警察小説や、鮮やかな「どんでん返し」が好きな人におすすめ
-
単なる犯行の全容だけでなく、大胆なトリックや事件の裏に隠された真の目的が明かされていくカタルシスを楽しみたい方。
ハリウッド映画を観ているかのような圧倒的なスピード感と、壮大なサスペンスを存分に味わいたい方にぴったりです。
『誘拐』『贖い』『十字路』の3作で構成されています。
ゾンビ小説なら『バイター』
- 迫り来る「感染者」の恐怖と、閉鎖空間での極限サバイバル
-
突如として現れた、理性を失い人を襲う「バイター」たち。
逃げ場のない閉ざされた空間を舞台に、次々と襲い来る脅威から生き残りをかけて戦う、息もつかせぬノンストップのパニックホラー展開が最大の魅力です。
- ゾンビものやパニックホラー、クローズドサークルでの脱出劇が好きな人におすすめ
-
極限状態に追い込まれた時の人間のリアルな心理描写や、絶望的な状況下でのサバイバルにハラハラしたい方。
先の読めない恐怖とスピード感あふれるホラーサスペンスを楽しみたい方にぴったりです。
コメディなら『パパとムスメの7日間』
- 笑いあり涙ありの「入れ替わり」ドタバタコメディと、深まる家族の絆
-
冴えないサラリーマンのパパと、イマドキの女子高生のムスメの心が突然入れ替わってしまうという奇想天外な設定です。
お互いの学校や会社での生活を必死に乗り切ろうとするコミカルな騒動と、その過程で相手の苦労や本当の気持ちに気づいていく心温まるストーリーが最大の魅力です。
- 笑って泣ける、明るくハートフルな家族小説を読みたい人におすすめ
-
日常の疲れを吹き飛ばすような、テンポの良いコメディ作品を楽しみたい方。
すれ違っていた親子の絆が再び結ばれていく様子に感動し、読後に心がほっこり温かくなるような体験を求めている方にぴったりです。
怪異ミステリーなら『魔心 MAGOKORO』
- 明治時代の和風エクソシストを描く、濃厚なオカルトミステリー
-
「リング」でお馴染みの千里眼事件を背景に、探偵役の福来友吉や強力な霊能者・長南年恵をモデルにしたキャラクターが活躍する驚愕のオカルトミステリーです。
コックリさん、超心理学、退魔といった要素がたっぷりと詰め込まれており、二人が協力して、得体の知れない悪鬼に立ち向かう展開が読みどころです。
- オカルト、超能力、霊能者などのキーワードにワクワクする退魔ホラー好きにおすすめ
-
単なるサスペンスではなく、明治期を舞台にした超心理学や怪異、悪霊祓いの世界観にどっぷりと浸りたい方。
「リング」の貞子のモデルとなった同時代の超能力者たちに興味がある方にも最適です。
哀しいホラー・叙情ホラーなら『スカーレット・レター』
- 逃げ場のない土着ホラーと、胸を打つ「叙情的な」恐怖
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携帯の電波も届かない岩手の寂れた温泉宿を舞台にした湿度の高い恐怖の底に、作者が「泣けるホラー」と称するエモーショナルな要素が潜んでいます。
理不尽な怪異に襲われる恐ろしさだけでなく、その奥にある哀愁や切なさが胸を打つ展開が魅力です。
- 恐怖だけでなく、心を揺さぶられる「泣けるホラー」を読みたい人におすすめ
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土着的な怪異の恐ろしさを味わいつつも、ただ怖いだけで終わらない物語を求めている方。
恐怖の果てに待ち受ける哀しい真実や、切ない余韻にどっぷりと浸れる叙情的なホラー作品が好きな方にぴったりです。
お仕事小説やラブコメが好きなら『愛してるって言えなくたって』
- アラフォー既婚おじさんのピュアな初恋と、リアルな仕事描写が交差する笑って泣けるラブコメディ
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39歳の一児の父である営業課長が、年下の青年に中学生のように翻弄される姿が哀愁とユーモアたっぷりに描かれます。
著者得意のリアルで泥臭いビジネスシーンを背景に、前半の爆笑展開から一転、家族や立場といった大人の現実に直面する切なく温かいストーリーが魅力です。
- 笑えて癒やされる日常系ラブコメや、ガチガチBLではない「ブロマンス」を楽しみたい人におすすめ
-
既婚者が同性に惹かれるという理性と感情の葛藤や、友情と恋愛の狭間で揺れる距離感を楽しみたい方。
主人公のテンポの良い脳内ツッコミに笑い、恋や仕事に全力で向き合う泥臭い姿から「明日もまた頑張ろう」と活力をもらいたい人にぴったりです。
まとめ|五十嵐貴久はどれから読む?迷ったらこの3作
- ホラーなら『リカ』
- パニック小説なら『炎の塔』
- 笑って楽しみたいなら『パパとムスメの7日間』
ただし、五十嵐貴久さんは作品ごとにジャンルが大きく異なります。
怖い作品でスリルを味わいたいのか、コメディで笑って楽しみたいのか、読みたい気分は時と場合によって変わるはずです。
まずは気になるジャンルから、今の気分に合う1冊を手に取ってみてください。


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