このホラ1位『ポルターガイストの囚人』は前作から読むべき?あらすじと魅力も紹介

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ポルターガイストの囚人アイキャッチ

上條一輝さんの『ポルターガイストの囚人』が、『このホラーがすごい!2026年版』国内編で第1位を獲得しました。

本作は、『深淵のテレパス』に続く〈あしや超常現象調査〉シリーズ第2作。怪異をただ怖がるだけでなく、現象を観察し、分析し、ロジカルに調査していくホラーミステリーです。

この記事では、シリーズの読む順番や『深淵のテレパス』『ポルターガイストの囚人』の魅力をネタバレなしで紹介します。

目次

〈あしや超常現象調査〉シリーズとは?

〈あしや超常現象調査〉シリーズは、芦屋晴子と越野草太が怪異や超常現象の正体を調査していくホラーミステリーです。

魅力は、オカルトを頭ごなしに否定も肯定もしないところ。定点カメラや測定機器などを使い、目の前で起きている現象を冷静に観察していきます。

怖さはありますが、読み味はエンタメ寄り。ホラー、ミステリー、サスペンス、バディものとして楽しめるシリーズです。

〈あしや超常現象調査〉シリーズの読む順番

〈あしや超常現象調査〉シリーズは、刊行順に読むのがおすすめです。

順番タイトル備考
1深淵のテレパス『このホラーがすごい!2025年版』国内編第1位
2ポルターガイストの囚人『このホラーがすごい!2026年版』国内編第1位
3第3作・タイトル未定シリーズ完結編予定

『ポルターガイストの囚人』から読めないわけではありません。

ただ、芦屋晴子と越野草太の関係性や、シリーズ全体に流れる大きな謎を楽しむなら、やはり第1作『深淵のテレパス』から読むのがおすすめです。

また、〈あしや超常現象調査〉シリーズは全3部作として構想されているシリーズです。

現在刊行されているのは、『深淵のテレパス』と『ポルターガイストの囚人』の2作。

次作が完結編になる予定なので、今から追い始めるのにもかなり良いタイミングだと思います。

著:上條 一輝
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第1作『深淵のテレパス』はどんな話?

主人公の高山カレンは、部下に誘われて訪れた大学のオカルト研究会で「変な怪談」を耳にします。しかしその日を境に、彼女の日常は恐ろしい怪現象に蝕まれていくことに…。

暗闇から響く湿った異音、ドブ川のような悪臭、そして足跡の形をした汚水。 あの時聞いた怪談をそのままなぞるような現象に精神を追い詰められたカレンは、藁にもすがる思いで「あしや超常現象調査」の二人組に助けを求めます。

前半は、Jホラーらしいじっとりした不気味さがあります。

でも、それだけで終わらないのがこの作品の面白いところ。

怪異の正体を調査していくうちに、物語はミステリー、サスペンス、オカルトSFの要素を帯びながら大きく展開していきます。

怖さだけでなく、伏線が回収されていく快感や、物語が一気に加速していく読み応えも強い作品です。

Audibleにもあるので、まずは「試し聴き」から入ってみるのもおすすめです。

第2作『ポルターガイストの囚人』はどんな話?

「あしや超常現象調査」の芦屋晴子と越野草太のもとに、古い一軒家で起きるポルターガイストに悩まされる人物から依頼が舞い込みます。

二人は世界中で起きた事例から法則性を導き出し、独自の対策で超常現象に立ち向かいます。しかし、事態が収束したかに思えた矢先、依頼人が突如として失踪。さらに、怪異は晴子たちの周囲までもを奇怪な現象で蝕み始めます。

本作でも、ただ「怖い」「不気味」で押し切るのではなく、現象を観察し、過去の事例を調べ、法則性を見つけようとするロジカルな調査が読みどころ。

怪異を怖がるだけではなく、知性で分解していくような面白さがあります。

そして、調査が進むにつれて物語は思わぬ方向へ広がっていきます。

前作が好きだった人なら、晴子と草太のコンビ感や、シリーズとしてのスケール感にも引き込まれるはずです。

ただし、1作目より怖さ度は高いです。

ホラーが苦手でも読める?

個人的には、〈あしや超常現象調査〉シリーズは「ホラーが苦手な人でも比較的読みやすいホラー」だと思います。

もちろん、不気味な現象やぞわっとする場面はあります。ただ、怖さでひたすら押してくるタイプではありません。

怪異の正体を調査していくオカルトミステリーとしての面白さが強いので、ミステリーやサスペンスが好きな人におすすめのシリーズです。

シリーズの魅力は晴子と草太のバディ感

このシリーズで外せない魅力が、芦屋晴子と越野草太のコンビです。

晴子は、冷静でロジカルに怪異を分析するタイプ。

一方の草太は、依頼人の不安や恐怖に寄り添える聞き手としての魅力があります。

この2人のバランスがとても良いです。

恋愛要素ではなく、仕事上の相棒として信頼し合っている距離感も魅力的です。

怪異に立ち向かうとき、晴子の知性と草太の共感力がそれぞれ違う形で効いてくるので、バディものとしてもかなり楽しめます。

シリーズを順番に読むと、2人の関係性が少しずつ深まっていくところも味わえます。

こんな人におすすめ

〈あしや超常現象調査〉シリーズは、こんな人におすすめです。

  • ホラーは気になるけれど、怖すぎる作品は苦手な人
  • 怪異をロジカルに調査する話が好きな人
  • ミステリー要素のあるホラーを読みたい人
  • バディものが好きな人
  • 伏線回収や二転三転する展開が好きな人
  • 評価の高い新しいホラー作家を追いたい人

逆に、最初から最後まで純粋な幽霊話を期待している人は、少し驚くかもしれません。

このシリーズは、じっとりしたJホラーの雰囲気から始まりつつ、途中からミステリーやサスペンス、超常現象をめぐる大きな物語へと展開していきます。

そのジャンルの広がりを楽しめる人には、かなり刺さる作品だと思います。

あわせて読みたい怪異・ホラーミステリー系シリーズ

〈あしや超常現象調査〉シリーズが気になる方には、ほかの怪異・ホラーミステリー系シリーズも相性が良いと思います。

ホラーとミステリーのバランスを楽しみたいなら、澤村伊智さんの比嘉姉妹シリーズ。

心霊要素のある事件を追う読みやすいシリーズものが好きなら、心霊探偵八雲シリーズもおすすめです。

どちらも「怖いだけではなく、謎を追う面白さ」があるシリーズなので、〈あしや超常現象調査〉シリーズが気になった方は、あわせてチェックしてみてください。

まとめ|まずは『深淵のテレパス』から読むのがおすすめ

『ポルターガイストの囚人』は、『深淵のテレパス』に続く〈あしや超常現象調査〉シリーズ第2作です。

読む順番は、刊行順どおりでOK。

まずは第1作『深淵のテレパス』から読み、そのあとに『ポルターガイストの囚人』へ進むのがおすすめです。

このシリーズの魅力は、怪異の怖さと、ミステリーとしての面白さ、そして芦屋晴子と越野草太のバディ感。

怖いだけではなく、現象を観察し、分析し、論理的に迫っていく読み味がとても面白い作品です。

さらに、シリーズは全3部作予定。

次作が完結編になる予定なので、今から追い始めるにはぴったりのタイミングです。

ホラーが苦手な人にもすすめやすい、ロジカルでエンタメ感の強いホラーミステリー。

気になっている方は、ぜひ『深淵のテレパス』から読んでみてください。

怪異・ホラーミステリーをもっと読むなら

〈あしや超常現象調査〉シリーズのように、怪異の怖さと謎を追う面白さを楽しみたい方には、ナキメサマシリーズや佐々木事務所シリーズもおすすめです。

どちらも怪異や不思議な事件を扱いながら、ミステリーとしての読み応えがあるシリーズです。

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