双葉社の新文芸誌『Leaf(リーフ)』が、2026年10月21日に創刊されました。
毎号ひとつのテーマを設け、すべて読切の小説に加え、エッセイや対談なども収録する新しい文芸誌です。

創刊号『Leaf Autumn 2026』には、赤川次郎さん、芦沢央さん、一穂ミチさん、神永学さん、佐藤究さん、澤村伊智さん、染井為人さん、宮島未奈さんなど、ジャンルを越えた作家が参加。
この記事では、『Leaf』の特徴や創刊号のテーマ、執筆陣、価格、刊行ペースに加え、次号の情報までまとめています。
※2026年10月22日時点の双葉社公式情報をもとに掲載しています。
『Leaf(リーフ)』とは?
『Leaf』は、双葉社が2028年5月に迎える創業80周年に向けたカウントダウン企画として、2026年10月に創刊した文芸誌です。
キャッチフレーズは、
「物語の一葉が、心の幹に。」
誌名の「Leaf」には英語で「葉」のほかに「ページ」という意味があり、動詞では「ページをめくる」という意味もあります。
社名に「葉」を持つ双葉社と、紙のページをめくって物語を読むこと。その両方を重ねたタイトルになっています。
『Leaf』の大きな特徴は、毎号ひとつのテーマを設定し、掲載される小説がすべて読切であること。
小説だけでなく、対談、エッセイ、コミックエッセイなどのオリジナル企画も掲載されます。
『小説推理』とはどういう関係?
『Leaf』を手がけるのは、長年、月刊小説誌『小説推理』を制作してきた編集部です。
紙の月刊誌だった『小説推理』は2025年9月号からウェブマガジンとして新たにスタート。
その編集経験を生かして、新たに創刊された紙の文芸誌が『Leaf』です。
『小説推理』が『Leaf』に改題されたわけではなく、同じ編集部から生まれた別の文芸誌という位置づけになります。
創刊号『Leaf Autumn 2026』の基本情報
創刊号は、書店では『Leaf Autumn 2026』として登録されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | Leaf Autumn 2026 |
| 発売日 | 2026年10月21日(水) |
| 出版社 | 双葉社 |
| 定価 | 880円(税込) |
| 判型 | 四六判並製 |
| ページ数 | 544ページ |
| 刊行 | 年2回・4月/10月 |
| 電子書籍 | 2026年10月21日配信 |
| ISBN | 978-4-575-24933-0 |
紙版はカバーなし・帯付きの仕様で、544ページの大ボリュームながら定価は880円(税込)。
この価格は、2028年に迎える双葉社創業80周年にちなんで設定されたものです。
電子版も発売されているため、紙と電子の好きな形式で楽しめます。
創刊号のテーマは「街、あるいは何処かで」
『Leaf』では、毎号ひとつのテーマをもとに作品が集められます。
記念すべき第1号のテーマは、
「街、あるいは何処かで」
実在する街や場所だけでなく、架空の場所も舞台となる創刊号。
ミステリー、ホラー、ノワール、ファンタジー、家族小説、青春小説、人情小説など、幅広いジャンルの作品が収録されています。
同じ「街」というテーマから、作家によってどんな物語が生まれるのか。ひとつのテーマをさまざまな角度から楽しめるのも、『Leaf』の魅力です。
『Leaf Autumn 2026』創刊号の執筆陣
創刊号には、小説だけでも14名の作家が参加しています。
小説
- 赤川次郎
- 朝井まかて
- 芦沢央
- いしいしんじ
- 一穂ミチ
- 小田雅久仁
- 神永学
- 木爾チレン
- 佐藤究
- 澤村伊智
- 渋谷龍太(SUPER BEAVER)
- 染井為人
- 松下龍之介
- 宮島未奈
エッセイ
伊坂幸太郎
コミックエッセイ
小指
対談
藤野千夜 × 志村貴子
書評
- 大竹昭子
- 大森望
- 金承福
SUPER BEAVERのボーカル・渋谷龍太さんも、書き下ろし小説で参加します。
ミステリーやホラーをよく読む人にとっては、芦沢央さん、神永学さん、佐藤究さん、澤村伊智さん、染井為人さんなど、気になる名前がかなり多いラインナップではないでしょうか。
一方で、『Leaf』自体はミステリー専門誌ではありません。
一穂ミチさん、宮島未奈さん、朝井まかてさんなど幅広い作家が参加しているため、普段読まないジャンルや作家と出会える文芸誌としても楽しめそうです。
創刊号を読んだ書店員の感想
双葉社は『Leaf』の発売に合わせて、全国の書店員から寄せられた感想を公開しました。
特に評価されているのは、ジャンルの幅広さや、それぞれの短編の読みごたえ。好きな作家を目当てに読み始め、これまで知らなかった作家にも出会える点が魅力として挙げられています。
また、小田雅久仁さんの異次元世界を描いた物語や、SUPER BEAVER・渋谷龍太さんの小説『鳩』を印象的な作品として挙げる声もありました。
ミステリーやホラーだけでなく、普段は手に取らないジャンルにも挑戦したくなる一冊です。
小説がすべて「読切」なのが大きな特徴
個人的に『Leaf』で特に気になるのが、掲載される小説がすべて読切という点です。
文芸誌というと、長編小説の連載途中からでは入りにくいと感じる人もいるかもしれません。
『Leaf』は収録作品がすべて読切なので、創刊号だけを手に取っても、好きな作品から自由に楽しめます。
好きな作家の作品を目当てに買って、そこから別の作家を読んでみる、という読み方もしやすそうです。
また、毎号テーマが変わるため、
「今回のテーマが気になるから読む」
という選び方ができるのも特徴です。
年2回刊行。第5号までに80名の創作者が登場予定
『Leaf』は月刊誌ではなく、4月と10月の年2回刊行です。
創刊号は2026年10月。
第2号は2027年4月に刊行予定で、テーマは「才能」と発表されています。
創刊号の「街、あるいは何処かで」からテーマが変わり、どのような作品や作家が集まるのか注目です。
さらに、創刊号から2028年10月刊行予定の第5号までに、双葉社の創業80周年にちなんで合計80名の創作者が登場する予定です。
毎号どんなテーマが設定され、どの作家が参加するのかも今後の楽しみになりそうです。
表紙も毎号変わる
『Leaf』のデザインを担当するのは、『WEB小説推理』も手がけるアルビレオ。
表紙・本文イラストには、毎号のテーマに合わせたイラストレーターが起用されます。
創刊号の表紙イラストは、タカラカオリさんが担当しています。
テーマだけでなく、号ごとに変わる表紙デザインにも注目したいところです。
『Leaf』はこんな人におすすめ
『Leaf』は、特にこんな人が手に取りやすい文芸誌だと思います。
- 好きな作家の新作短編を読みたい
- ミステリーやホラーを中心に幅広い小説を読みたい
- 新しい作家を開拓したい
- 長編連載ではなく、1冊で完結する作品を読みたい
- 文芸誌に興味はあるけれど、どこから読めばいいかわからない
- 紙の本をめくりながら、いろいろな作品を少しずつ楽しみたい
特に、文芸誌を普段あまり読まない人にとって、すべて読切というのはかなり入りやすいポイント。
創刊号が発売されたばかりの今なら、気になる作家の一編から気軽に読み始められます。
まとめ
双葉社の新文芸誌『Leaf(リーフ)』が、2026年10月21日に創刊されました。
創刊号は544ページで880円(税込)。幅広いジャンルの読切作品を楽しめる、読みごたえのある一冊です。
芦沢央さん、佐藤究さん、澤村伊智さん、染井為人さんなど、ミステリー・ホラー好きとしても気になる作家が揃っています。
第2号は2027年4月刊行予定。次のテーマ「才能」にも注目したいところです。
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