誉田哲也さんの人気警察小説「姫川玲子シリーズ」。
『ストロベリーナイト』から始まるシリーズで、警視庁捜査一課の刑事・姫川玲子が、数々の事件に挑んでいきます。
この記事では、姫川玲子シリーズの読む順番と、関連作の扱いをまとめました。
さらに、シリーズ第10作『マリスアングル』の文庫化情報についても紹介します。
姫川玲子シリーズはどの順番で読む?
基本的に刊行順で読むのがおすすめです。
事件そのものは作品ごとに一区切りしますが、姫川玲子や周囲の刑事たちの関係性は少しずつ変化していきます。
そのため、途中から読むよりも、第1作『ストロベリーナイト』から順番に読む方が、シリーズの流れをしっかり楽しめます。
姫川玲子シリーズの読む順番一覧
| 順番 | タイトル | メモ |
|---|---|---|
| 1 | ストロベリーナイト | シリーズ第1作 |
| 2 | ソウルケイジ | 死体なき殺人事件を追う |
| 3 | シンメトリー | 姫川玲子の短編集 |
| 4 | インビジブルレイン | 映画『ストロベリーナイト』原作 |
| 5 | ブルーマーダー | 池袋を舞台にした長編 |
| 6 | インデックス | 姫川玲子の短編集 |
| 7 | ルージュ 硝子の太陽 | ジウサーガと交差する一冊 |
| 8 | ノーマンズランド | 姫川班が新たな事件に挑む |
| 9 | オムニバス | 姫川玲子の短編集 |
| 10 | マリスアングル | シリーズ第10作 |
公式の本編カウントでは、『マリスアングル』が姫川玲子シリーズ第10作です。
なお関連作の『感染遊戯』は、一覧には入れていませんが、刊行順に近い流れで読むなら『インビジブルレイン』のあと、『ブルーマーダー』の前に挟むと自然です。
『マリスアングル』文庫版はいつ発売?
『マリスアングル』の光文社文庫版は、2026年8月7日発売予定です。
単行本で読んでいなかった文庫派の人も、これで最新作まで追いつけるようになります。
光文社公式では、魚住久江が合流し、姫川班が進化を遂げるシリーズ第10作として紹介されています。
姫川玲子シリーズを文庫で追っている人には、かなり嬉しい文庫化です。
姫川玲子シリーズ各作品のあらすじ
ここからは、姫川玲子シリーズ本編10作のあらすじを、読む順番に紹介します。
気になる作品から読むこともできますが、人物関係やシリーズ全体の流れを楽しむなら、第1作『ストロベリーナイト』から順番に読むのがおすすめです。
1. ストロベリーナイト
溜め池近くで、ビニールシートに包まれた男性の惨殺死体が発見される。
警視庁捜査一課の姫川玲子は、事件の裏にある異様な気配に気づく。
謎の言葉「ストロベリーナイト」が指すものとは何なのか。
姫川玲子シリーズの原点となる第1作です。
2. ソウルケイジ
多摩川土手に放置された車両から、血まみれの左手首が発見される。
近くの工務店のガレージにも大量の血痕が残されていた。
しかし、肝心の遺体は見つからない。
姫川玲子たちが、死体なき殺人事件の謎を追うシリーズ第2作です。
3. シンメトリー
『シンメトリー』は、姫川玲子シリーズの短編集です。
表題作では、多くの死者を出した列車事故と、事故で大切なものを失った人物の復讐心が描かれます。
姫川玲子の刑事としての鋭さだけでなく、事件に向き合う姿勢も味わえる一冊です。
4. インビジブルレイン
姫川班が捜査に加わったチンピラ惨殺事件。
暴力団同士の抗争も疑われるなか、「犯人は柳井健斗」という情報が入る。
ところが、警察上層部からは柳井を追及するなという不可解な指示が出される。
映画『ストロベリーナイト』の原作でもある、シリーズの重要作です。
5. ブルーマーダー
池袋の繁華街で、暴力団組長の死体が発見される。
さらに、半グレ集団のOBや不良中国人も、同じような手口で殺害されていく。
池袋署に異動した姫川玲子は、裏社会を震え上がらせる存在にたどり着く。
夜の街を舞台にした、緊迫感の強い長編です。
6. インデックス
『インデックス』は、姫川玲子シリーズの短編集です。
「ブルーマーダー事件」の余波を描く表題作のほか、さまざまな事件を通して姫川玲子の別の表情が見えてきます。
長編の合間に読むことで、シリーズの世界がより立体的に感じられる一冊です。
7. ルージュ 硝子の太陽
世田谷区祖師谷で、母子三人惨殺事件が発生する。
被害者が地下アイドルだったことから、事件は世間の注目を集める。
やがて、二十八年前の未解決事件とのつながりが浮かび上がっていく。
姫川玲子シリーズとジウサーガが交差する一冊です。
8. ノーマンズランド
葛飾区のマンションで、女子大生が殺害される。
特捜本部入りした姫川班だが、容疑者として浮上した男は、すでに別件で逮捕されていた。
情報は不自然に遮断され、捜査は行き詰まっていく。
二十年前の少女失踪事件ともつながる、重厚な長編です。
9. オムニバス
『オムニバス』は、姫川玲子シリーズの短編集です。
女子大生殺害事件や、床下から発見された腐乱死体など、複数の事件が描かれます。
勝俣との関係や、姫川玲子の新たな魅力も見えてくる一冊です。
10. マリスアングル
監禁目的の改築が施された民家で、男性の死体が発見される。
姫川玲子が特捜に入るものの、現場は証拠が隠滅されていて、捜査は難航する。
そこに魚住久江も合流し、事件は思わぬ方向へ動き出す。
姫川班が新たな進化を見せるシリーズ第10作です。
『マリスアングル』から読んでも大丈夫?
姫川玲子シリーズは、基本的に一作ごとに事件が完結します。
そのため、『マリスアングル』から読んでもミステリーとして楽しめます。
ただし、シリーズ第10作なので、姫川玲子や姫川班、周囲の刑事たちの関係性には過去作の積み重ねがあります。
シリーズの流れやキャラクターの変化まで味わいたいなら、第1作『ストロベリーナイト』から読むのがおすすめです。
特に姫川玲子シリーズは、事件の面白さだけでなく、姫川班や周囲の刑事たちの関係性も魅力。
順番に読むことで、キャラクターの変化やシリーズ全体の流れがより楽しめます。
関連作『感染遊戯』もあわせて読みたい
『感染遊戯』は、姫川玲子シリーズの関連作です。
会社役員刺殺事件を追う姫川玲子に、ガンテツこと勝俣警部補が十五年前の事件を語り始めるところから物語が動き出します。
さらに、元刑事の倉田や姫川の元部下・葉山が関わった事案も絡み、バラバラに見えた事件がひとつにつながっていきます。
本編一覧には入れていませんが、刊行順に近い流れで読むなら『インビジブルレイン』のあと、『ブルーマーダー』の前に挟むと自然です。
まず読むなら『ストロベリーナイト』から
これから姫川玲子シリーズを読むなら、まずは第1作『ストロベリーナイト』から。
映像化でも知られる作品ですが、原作は警察小説としての緊張感が強く、シリーズの入口として外せない一冊です。
姫川玲子という刑事の魅力、姫川班の空気感、そして誉田哲也さんらしい事件描写。
シリーズの核になる部分が詰まっています。
まとめ|姫川玲子シリーズは刊行順+関連作も読むのがおすすめ
姫川玲子シリーズは、基本的に刊行順で読むのがおすすめです。
本編だけを追うなら『ストロベリーナイト』から『マリスアングル』まで。
関連作も含めて楽しむなら、『感染遊戯』を『インビジブルレイン』のあとに挟むと流れが自然です。
『マリスアングル』の文庫化で、文庫派も最新作まで追いつけるタイミングになりました。
警察小説が好きな人、シリーズものをじっくり追いたい人は、この機会に姫川玲子シリーズを順番に読んでみてください。

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